10月30日:「Doing Business 2014」報告書(リパブリカ紙,ヒマラヤンタイムズ紙,カトマンズ・ポスト紙,ライジングネパール紙)

10月30日:「Doing Business 2014」報告書(リパブリカ紙,ヒマラヤンタイムズ紙,カトマンズ・ポスト紙,ライジングネパール紙:記事原文)

1. 世界銀行及び国際金融公社 (IFC)が発表する,各国のビジネス環境を評価した「Doing Business 2014」の報告書において,ネパールは189カ国中,105位となり,前年の108位(185カ国中)から3位順位を上げた。南アジア諸国8カ国中ではスリランカ(85位)・モルディブ(95位)に次いで3位となり,パキスタン(110位)やバングラデシュ(130位),インド(134位)よりも上位となった。

2. ネパールは,オンライン登録システム等による会社登録プロセスの簡素化や関連機関による情報の共有化などにより「新事業開始プロセス」の項目において前年から大きな改善を見せた(103位→97位)。報告書によると,これらの改善により,事業開始の際の7過程に要する日数はこれまでの29日間から17日間に短縮された。また「電力獲得」の項目においても前年の99位から98位へと,僅かながら順位を上げた。ネパールにおいて,投資家が電力を得るために必要となる5過程には,最低70日間を要するとしている。

3. 他方,「投資家保護」においては前年同様80位であったほか,「越境貿易」(173位→177位),「契約履行」(137位→139位)「建設許可取得」(97位→105位),「税の支払い」(121位→126位),「融資獲得」(52位→55位)などの7項目においては,前年から順位を下げた。