ネパール民法改訂に動き

日本の法整備支援チーム(JICA)も協力しているネパール諸法令の近代化作
業。

民法、民事訴訟法、量刑法の公布、施行について、以下の動きがありましたので、商工会会員のみなさまに共有いたします。

なお、労働法に関しては、8月11日に議会で可決され、9月4日に施行となっています。

去る9月25日の立法議会にて、改訂新民法案 (Mulki Ain (Civil Code) Bill
2074BS) および改訂民事訴訟法案 (Country Civil Procedure (Code) Bill 2074)が可決され
ました。

今後、議会内の所定の手続きを経て、最終的な法文が大統領へ提出され、承認が得ら
れれば、司法省から官報にて公布される予定であり、2018年8月17日に施行予定となっ
ています。

承認を得るための手続きには、約3か月を要する見込みとの情報もあります。

同改訂新民法内容は現時点でJICA専門家等に対してすら未発表なため、詳細をお
伝えすることができませんが、新聞報道等によれば男子偏重等の色が濃い伝統民法 (1895年に制定され、民事、刑事について定めた法典「ムルキ・アイン法典」)から、平等性の高い近代法への移行を目指しているとのことです。

商工部会では新たな情報が入り次第皆さまへ共有するとともに、この分野に詳しい専
門家をお招きしてのセミナー等を開催していく予定です。