モンスーン期の経口感染症・蚊媒介感染症への注意

大使館からのお知らせ(11-42)
7月18日
モンスーン期の経口感染症・蚊媒介感染症への注意

17日のカトマンズポスト紙に,カトマンズにおける経口感染症などに関する注意喚起の記事が掲載されま
した。
過日,当館よりコレラ(経口感染),デング熱(媒介の蚊への注意)に関する注意を発信しております
が,あらためて以下の疾病への注意事項を確認されますようご案内します。
またワクチンの摂取可能なものにつきましては,予防接種の利用も検討してください。
経口感染に関しましては,飲料水は,煮沸水もしくはボトル水を使用し,適宜,手洗いを励行することが基
本となります。その他,病原体に汚染された食物の摂取を避ける用心も大切です。以下を参考にしてくださ
い。
1.赤痢・コレラ・腸チフス
 (1)症状等
○ 下痢症は,水様の下痢。
○ 赤痢では粘血便があり,腹痛と発熱が通常の下痢症よりも酷い。
○ コレラ(既報)は,白色の水様下痢が特徴といわれています。
○ 腸チフスは,高熱が2週ほど続く場合が多いようです。
○ 頭痛,下痢(場合によっては便秘),体にばら色の斑点などが見られます。
 (2)対応等
  ★ 4者とも内服薬での治療が可能ですが,脱水に注意が必要です。(早期の病院受診)
 ★ コレラと腸チフスについては予防接種も利用可能です。
(3)その他
○ 経口感染のA型・E型肝炎では,一過性の黄疸を発症することがあります。
○ 水・食べ物(非加熱の野菜など)を介して感染します。
○ ウイルス性肝炎には特効薬はありませんが,A型肝炎は大人には予防接種が可能です。
2.デング熱・日本脳炎
デング熱(既報)は,日中活動性のネッタイシマ蚊によって媒介されるウイスル性熱性疾患です。突然の高
熱,頭痛,関節痛などが症状ですが,ときに出血熱に至り,死亡することがあります。
日本脳炎も,コガタアカイエ蚊によって媒介されるウイルス性疾患です。発熱,頭痛,吐き気,下痢,意識
混濁などが症状です。コガタアカイエ蚊は水田・湿地に生息するといわれています。
 両疾患ともカトマンズ盆地は汚染地域ではありませんが,地球温暖化により症例の出現が心配されていま
す。
   ★2者とも発症後の特効薬はありませんので,蚊対策が重要。
   ★日本脳炎では予防接種が利用可能。

大使館代表電話 4426680